自分年金運用法

私の理想とする自分年金とは

老後が心配なので、自分年金を作りましょうといろいろなところで叫ばれていますね。
確かに、その通りだと思います。

ですが、自分年金といった場合、それはどのような年金のことを指すのでしょうか?
一般的に、自分年金というと、元金をこつこつためて、老後に少しずつ崩して生活の原資に充てるという方法のことだと思います。
たとえば、定年退職する65歳までに3000万円をためて、それをその後20年で切り崩して使うなど。

ですが、貯金を切り崩すってすごくストレスじゃないでしょうか?
住宅の改修費用など、大型の出費のために切り崩すのであれば少しは納得いきますが、毎月の食費などの生活費のために貯金をずっと切り崩していくのはなんとなく元金がどんどん減っていくので、気分のいいものではありません。
そう思いませんか?

ですので、私の理想とする自分年金とは、株式配当などでもらう利息や配当などを自分年金として使って、投資する原資はそのまま残しておく投資法です。
この方法なら、自分年金の原資は切り崩さずに済むので、老後も元金が減らずに安心です。
おまけに、配当が増配などになれば、自分年金の金額も増えていくという事態もあり得ます。

増配なんて・・・するわけない。と思われるかもしれません。
ですが、世界には毎年増配している株も存在します。
日本にも少しですが、毎年増配する株が存在します。

そのような増配株をコツコツ買うことで、自分年金を作ることができます。
できるだけ、現役時代にたくさん積み立てて、自分年金をたくさんにしたいものですね。

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自分年金の運用方法

自分年金を作ると決めたものの,運用はどのような方法があるのでしょうか?

私のおススメの方法は,次のものです。

1,確定拠出年金(401k)

2,投資信託を毎月積み立てる

3,配当の出る株を買っていく

3つ紹介しましたが,一番のおススメは,1の確定拠出年金か2の投資信託の毎月積立です。

以下,説明していきますね。

1、確定拠出年金(401k)
確定拠出年金とは,公的年金に上乗せするために自分のお金(会社のお金を上乗せ)して掛ける年金のことです。

掛け金は,全額控除されるので,税金の圧縮になります。
税率が2割の人だとすると,掛け金の2割は国が掛けてくれるのと同じことになります。

また,確定拠出年金は,受け取るときにもメリットがあります。
公的年金としての控除があるので,受け取るときにも税金が少なくなります。

このように,確定拠出年金は,掛け金拠出時,受取時のどちらも税金の控除が受け取れる有利な年金となってます。

また,確定拠出年金では,運用は株や債券,MMFなどいろいろな方法で運用できますので,個人の考えに基づいて運用することが出来ます。
運用益も,非課税で再投資できます。

このように,公的年金を補助するものとして税金の優遇が与えられている確定拠出年金ですが,確実に有利ですので自分年金作りに利用しましょう!

 

SBI証券 確定拠出年金積立プラン(個人型401K)

2、投資信託の毎月積立
次に,自分年金作りに便利なのは,投資信託の毎月積立です。

確定拠出年金も税金面で有利なのですが,60歳からしか受給資格が発生しません。
確定拠出年金は,60歳を前に途中解約が出来ないのです。
一方,投資信託の場合は,税制上の優遇はない代わりに途中解約はいつでもできます。
この点が,最大のメリットです。

おまけに,確定拠出年金の場合よりも,運用商品が多いです。
新興国ファンドなどもありますし,今後の大きな株価の成長が見込める地域の投資信託も販売されています。

ですが,ただ,一点注意があります。

それは,一度に元金を積み立てるのではなく,毎月積み立てるなどして,積立て時期をずらすことが大切です。
なぜなら,一度に積立ててしまうと,相場が大きく崩れたときにダメージが大きく,お金が増えないということになるからです。

そして,積み立てる投資信託は,インデックスファンドを中心とした経費の安いファンドをお勧めします。

3,配当の出る株を買っていく

こちらは,毎月の積み立てられる金額が多い人向けのプランです。
配当の出る株をコツコツ買い増していくのですが,上手に増やすためには銘柄を分散させることが必要です。
ですので,個人年金の原資として毎年最低でも100万円以上積み立てられる方におススメします。

このぐらいの金額を積み立てても,分散という点では十分ではないのですが,これ以上の金額を楽に積み立てられる人は逆に自分年金には興味がないのではないかと思います(笑)。

ですので,大きく積み立てられない人は,毎月確定拠出年金(401k)を利用するか,投資信託の毎月積立を利用することをお勧めします。

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